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PowerPush!PowerPush!PowerPush!電気グルーヴ - 人間と動物

人間と動物(初回生産限定盤)(DVD付)

人間と動物(初回生産限定盤)(DVD付)

全曲が歌モノということで『J-POP』以降の路線を大きく外れてはいないが、全体的にトラックを構成する音数が厳選されストイックな印象。いきなり70年代ディスコのようなギターのカッティングが跳ねる“The Big Shirts”では《ガレキのバンドなんだろう?》と切り出され、かと思えば無意味な押韻の羅列とふたりのヒューマン・ビートボックスに塗り潰された“P”という曲も配置される。追い回すほどにひらりと身を躱され、なお深読みしたくなるような電気ワールドの厄介さは健在。ストイックな曲調のためか、その「言葉と音楽が織り成すもの」の中毒性はまるで職人技のようだ。
 
最も広がりと奥行きのあるディープなシンセ音に包まれた“Oyster(私は牡蠣になりたい)”は、《中身は無いでしょう/でもみんな歌うでしょう》というフレーズと共に強烈なトリップ感とダンス性を発揮する。言葉の音楽的な意味/無意味について思いを巡らさずにはいられないし、ダンスは人間的な行為でありながら己の動物的な部分を自覚する機会だ。
Harry Connick, Jr. - Smokey Mary
Smokey Mary

Smokey Mary

Imagine Dragons - Night Visions
Night Visions

Night Visions

Buckcherry - Confessions
Confessions

Confessions

Base Ball Bear - バンドBのベスト
バンドBのベスト

バンドBのベスト

青春がただ眩しく美しいものかと言えば、多くの場合そんなことはないわけで、年月を経る間に胸の内で美化されたり封印されたりする視界や感情を呼び起こす装置としても、音楽は有効だ。仕舞い込んだ過去が赤面する程度で済むならともかく、嫌な思いを再確認してまで呼び起こしたいものは何なのか。それは体験の瞬間瞬間に宿る、鮮烈な感動だ。決して甘くもない記憶を呼び起こしてしまう音楽のヤバさも引っ括めて、Base Ball Bearというバンドはそんな「体験の感動」をテーマに活動してきたと言える。
 
邦楽・洋楽史上の優れたソングライターたちによるメロディの意匠を咀嚼し、一貫したテーマで歌う小出祐介。バンドの力強くダンサブルなグルーヴは「体験の感動」を証明するかのように鳴り響き、“真夏の条件”のギター・ソロのように膨大なエネルギーを獲得してきた。若いから凄いのではなく、若かりし頃から青春を対象化しファイルしてきた知性が凄い。そんな事実がそっくり詰め込まれたベスト盤である。音源作品としては初収録となるボーナストラック“若者のゆくえ”のエンディングも最高。
Lil'B - ナミダラブレター
ナミダラブレター

ナミダラブレター

moto - moto
moto

moto

きのこ帝国 - eureka
eureka

eureka

浜崎あゆみ - LOVE again
LOVE again  (CD+Blu-ray Disc)

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